投稿日時 2012-10-09 23:12:12 投稿者 面沢銀@内原まりも このユーザのマイページへ お気に入りユーザ登録 |
投稿者コメント | |
星を巡る戦いのラスボスとして作ったキャラです。 しかし、主人公二人の精神面でのラスボスは後に控える東がすでに存在し。 戦ううえでの最強の敵は翼子がすでにいたのでラスボスとしての説得力を出すのに難攻した記憶があります。 決勝戦だというのに前後の流れで、展開としては消化試合になってしまうパートをいかに必要とするか考えた結果、目的の相違という部分をクローズアップする事にしました。 結果として過去の存在からの自分の心がのっとられるという、テイルズシリーズだったらメインヒロインが背負ってそうな壮大なバックボーンになってしまったのは良い方向に流れた誤算だと思います。 物語の流れもそうですが、この物語のテーマが過去を踏まえて進むなので、どのキャラ、も過去に対する部分は想像に任せようと基本的な情報以外はボカしてきましたが、背負わせた物が物なので触れないわけにもいかず、いかに触れずに誤魔化せるキャラにするかという上で非常に試行錯誤しました。 パートナーの烏丸は一切喋らないという設定と、あさぎと反りが合わないという設定は固まっていたので当初はギャルっぽい智将というアンバランスな存在だったのですが、ギャルっぽいだけでは烏丸との言葉は交わさないながらにも絶対的な信頼関係があるという部分に何かしらのエピソードを挟まないと説得力がうまく出せそうになかったので、自分を見失ったコスプレ姉ちゃんという奇天烈な存在になってしまいました。 口癖の『ウザぁいわねぇ』はその名残だったのですが、珍妙さと相成ってうまくかみ合ったのではないかと思います。 こういう方向で育ってくれたからこそ、最後の『ウザぁイわねぇ』が反転するシーンが生きたと嬉しく思います。 ちなみにあのシーンは自分の中で一番好きなシーンです。 翼子との激闘のあとの、静かに流れる決勝戦は書いていて感慨深いものでした。 むしろトーナメントものなのだから、それなりに長く続いていくラストバトルは蛇足といえば蛇足なのですよね。 映画のスピードでいうならバスから降りたパートみたいなものです。 その蛇足が作品を綺麗にまとめるのだから、創作は本当に面白いものですね。 |
||
最大化 | アクセス解析 | ユーザ情報 |
▽この画像のトラックバックURL▽(トラックバックについて) |